第2回SICEポストコロナ未来社会ワークショップ
社会的距離とモビリティ・ロボティクス・IoT
開催情報
- 日時: 7月22日(水)13:00-15:30
- 開催:Zoomによるオンラインワークショップ
- Zoomをご利用いただけない方もご視聴いただける方法を検討中です
- 参加費: 一般 3,000円, 学生 無料(50名限定) (賛助会員用団体券も用意しています)
- 参加者には当日の録画を視聴できるように致します.当日ご都合がつかない方も是非ご参加を登録ください.
- 参加登録:こちらよりチケットをお求めください
- 主催:計測自動制御学会 (SICE)
- 企画:SICEポストコロナ未来社会WG
- 協賛:
講演者
- 遠藤玄(東工大)
- 川嶋健嗣(東大)
- 阪口啓(東工大)
- 李還幇(NICT)
- 畑中健志(東工大)
オーガナイザ
- 畑中健志(東工大)
- 林和則(京大)
講演プログラム
- 13:00-13:10 開会の挨拶 小野晃(SICE会長,産総研)
- 13:10-13:30 招待講演(1)
- 講演者:阪口啓(東工大)
- 題目:安全な自動運転をサポートするミリ波5GV2X
- 概要:アフターコロナの未来社会において自動運転の実現が期待されている.
自動運転車両には、高度な安全性を担保するために,
また高速なインターネット接続を提供するために,5Gが必要である.
本講演では,高度な安全性を担保するために導入するミリ波V2Xを紹介する.
また東工大大岡山キャンパスに構築中のスマートモビリティ教育研究フィールドも紹介する.
- 13:30-13:50 招待講演(2)
- 講演者:李還幇(NICT)
- 題目:端末間通信とその可能性
- 概要:IEEE 802.15.8は無線端末同士が直接通信を行うための国際標準規格であり,これをうまく利用すれば地域において
新たな情報収集および情報拡散の手段とすることができる.また,近隣端末間の直接通信によって,自動車やドローン
および船舶などの移動体の運行安全向上に役立つ.本講演では,筆者らは進めてきた端末間通信の実証実験例を紹介し,
将来利用に当たっての可能性および課題を概観する.
- 休憩(10分)
- 14:00-14:20 招待講演(3)
- 講演者:川嶋健嗣(東大)
- 題目:遠隔手術支援ロボット
- 概要:ロボット手術と情報通信技術の発展に伴って,高齢化社会,外科医師不足や
質の高い医療の均てん化といった社会問題解決のために,遠隔ロボット手術への期待が高まっている.
本講演では,低侵襲な外科手術を支援するロボットの遠隔操作の研究開発動向を紹介し,今後の課題と展望について議論する.
- 14:20-14:40 招待講演(4)
- 講演者:遠藤玄(東工大)
- 題目:遠隔作業用ロボットの開発
- 概要:人が立ち入ることができない危険な環境や,衛生が重要な環境では,
人に代わって作業を行う遠隔作業用ロボットが有用である.
本講演では,福島第一原発での廃炉作業支援を目的とした
全長10m, 手先ペイロード10kgの超長尺マニピュレータや,
食品加工工場で使用することを目指した軽作業用ハンドアームシステムなどを
紹介し,将来展望について議論する.
- 14:40-15:00 招待講演(5)
- 講演者:畑中健志(東工大)
- 題目:ネットワーク化ロボティクスとループの中のヒト
- 概要:生産年齢人口の減少は喫緊の社会的課題であり,国際的な人の移動が抑制されるポストコロナ時代において,
これは生産性の向上によってのみ解決される.
その達成に向けて,ネットワーク化ロボティクス技術が有望視される.
本講演の前半では,講演者が進めてきたネットワーク化ロボティクス,特に農業やインフラ点検の生産性向上に資する
分散協調環境モニタリング技術に関する最新の研究成果を紹介する.
後半は人間の介入が避けられない場面において,ループの中のヒトをいかに数理モデルとして表現するかという問題について議論する.
- 休憩(10分)
- 15:10-15:25 質疑応答
- 15:25-15:30 閉会の挨拶と次回の予告