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For Post Corona Future Society in Japan

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SICE ポストコロナ未来社会ワーキンググループ

SICEでは,ポストコロナ未来社会ワーキンググループを2020年度より始動いたしました.


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ミッションステートメント

日本が提唱しているSociety5.0は、サイバー空間とフィジカル空間の融合を土台とし、人間中心の社会である超スマート社会の実現を目指している。これまでの情報技術を主体とした社会 (Society 4.0)とは異なり、幅広い分野の横断的な連携がSociety5.0には必須となる。SICEがカバーする計測・制御・システムは、その横断的な学問の性質から、Society5.0へのアプローチでも中心的な技術になると期待されている。そこで、本ワーキンググループでは、Society5.0に向けた多分野協同のためのプラットフォームづくりを目指し、重要概念や専門用語の整理と定義付けを行う。

折しも新型コロナウィルスの世界的な感染から、まさに人間中心の頑強で柔軟な社会システムの構築は、全人類の喫緊の課題となった。半ば強制的にディジタルトランスフォーメーションが様々な業界で試行錯誤的に進められ、その利点はもとより、多くの技術的・社会的問題が明らかとなった。本ワーキンググループでは、この未曾有の経験を活かし、またコロナ後の社会(ポストコロナ社会)における学会のあり方を改めて問い直して、人間中心の超スマート社会の実現にどのような科学技術プラットフォームが必要かを議論していく。提言では国際連合により提唱されている持続的開発目標(SDGs)への貢献にも言及する。

本WGの提言は、すでに超スマート社会に関連した研究を始めている研究者・技術者には自己の研究開発課題をより広い視点から見直す契機となることを期待するとともに、これまで超スマート社会とは直接関わりのなかった研究者・技術者にはそこへのアプローチを提示し、参入の機会となることを期待する。また本WGの提言はSICE会員内で共有するとともに、他学会や関連政府機関とも共有し、SICEがすでに取り組んでいる超スマート社会へのアプローチを紹介するとともに、SDGsやポストコロナ社会の実現で重要となる研究課題を例示して、協同作業に発展することを期待する。

(2020年4月)


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